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- 院内の雰囲気 -

― ごあいさつ ―

鍼灸・整骨院 サラ のサイトへお越し頂き有難う御座います。

当院の事を少しご紹介させて頂きたいと思います。少しお付き合い頂ければと思います。

さて、我々人間の身体は気温や湿度、また環境の変化など常に多くのストレスに晒されています。その上でお勤めの方であれば仕事での負担、お子様がいれば
育児の負担などなどその人なりに抱える気苦労や肉体的疲労は絶えませんね。

そしてその『疲労』こそが我々の身体を病気や不調へ導く最大にして根本的な原因なのです。

ご存知の通り、我々の身体には自浄作用があり許容範囲内であれば溜まった疲労をうまく処理し、何一つ困ることなく元気に生活できる様になっております。また我々人間には『ホメオスタシス(恒常性)』と呼ばれる機構も生まれながらに備わっており、そのシステムによって身体の状態はおおよそ一定の状態に保たれています。しかしながら、その疲労が対処できる許容範囲を超えてしまった時、身体はそのバランスを失います。この状態を『病気』や『損傷』と呼
ぶのです。大体の方はこのような状態になってから初めて治療に訪れます。

現在、テレビや雑誌など様々なところで自律神経失調や血流の改善が
謳われていますよね?ホメオスタシスが崩れた時に自律神経の働きが
悪くなったり血流の悪化が起こるのです。
さてこんな時、身体で何が起こっているかというと

① 自浄作用の低下

② 新陳代謝の低下

③ 脳血流量の低下 それが元となる思考力の低下や鬱滞感

④ ホルモンの働きの乱れなどが挙げられると思います。これ以外にも色々な不調が現れます。

さて、病は気からとも言いますが肉体的に見ても同じ事が言えます。疲労が身体に溜まってくると身体のどこかしらに必ず症状が現れ始めます。肩を多く使う人に肩の痛みが起こる、なんていうのはわかりやすい例ですね。要は使い過ぎです。しかし、これだけに限りません。たまたま少し弱っている部位に症状が現れた、という事も多くあります。膝の使い方が悪かったり筋バランスが崩れている(膝に根本的な原因がある)事で腰に痛みが出ていた、などですね。この場合には膝の調整が必要となります。そうはいうものの、上記のような状態を放置して更に悪化してしまうと、今度は本当に痛みが出ている部位(この例で言えば腰)の組織破壊が起こり根本的な原因の一つになってしまい兼ねません。良く体の不調を表す時に、金属や家具などの経年劣化に例えます。ここでは椅子を用いて見ていきましょう。

発生の機序としてはおおよそ三段階にレベル分けが出来ます。

① まず初歩の段階ではその部位に疲労が溜まりだし、重ダルさや倦
怠感を感じ始めます。椅子でいうと、以前に比べて座り心地が悪くなってきた。目に見えて
はわからないけれどもちょっと歪んできているのかなぁ...といったレベルです。

② 次の段階では、動きに異常が出てきます。例えば関節の可動域が狭まっていく、ちょっと動かすと感覚の異常や痺れが出るなどです。この状態は機能的な異常といいます。
椅子でいうと、座るとギシギシいったりガタガタして来たり。
体感で劣化が分かるレベルですね。

③ そして最後にはその『モノ』自体が壊れてしまう事になります。
これを機械的損傷といい、動かすと痛みが出たり、力を抜いて他人に動かされただけで痛む等と症状は深刻になります。こうなってしまうと完治するまでには時間がかかります。
椅子でいうと椅子がほぼ折れかけてしまっていて座るには怖い、とい
う事になります。

更にいうと、身体の損傷には可逆的なものと非可逆的なものがありま
す。簡単に言うと壊れてしまった『モノ』が元に戻るか戻らないかという
事です。筋繊維などの微細な損傷などに関しては、元の状態に戻す事が可能と
いう事は想像に難しい事ではないですよね。ただ、軟骨は磨り減ってしまった場合元に戻す事は出来ません。有名なところでいうと膝の関節です。この症状では膝の使い方が悪か
った為に膝の関節の軟骨が完全に磨り減ってしまいます。軟骨は元には戻りませんので剥き出しの骨と骨が当たる状態が続く事となります。これでは痛い訳ですね。またこの状態は放置していると更に悪化します。骨自体は元に戻る事が可能なので骨と骨がぶつかり続け、破壊と治癒
が繰り返されます。そうなると破壊されるよりも治癒力の方が勝っていないといけないと、自浄作用が異常に働くこととなります。本来だと身体にとってはプラスの作用なのが皮肉ですが...。
結果、通常の状態よりも余分に骨を作り出してしまい、通常の骨の上に骨の突起を形成してしまいます。この部分を骨棘(こつきょく)と言います。これが更に骨同士がぶつかる原因になります。こうなってしまった場合には、いかにその進行を遅らせるかが治療の
ポイントとなります。また膝を庇って歩くが為に今度は別の部位に症状は波及していきます。従って、一つでもウィークポイントが出来上がってしまうと負の連鎖が起こり始めるという事が出来ます。そうなってからでは痛みや身体の不調と一生を共にしなければなりま
せん。それってとても生きていく上で不自由ですよね。当院では、その『モノ』が壊れてしまう前に負の状況に陥るのを防いであげる、という事に重きを置いて治療に当たっております。
お困りな事、心配なことが御座いましたらまずはお電話やメールでのご相談だけでも結構です。
お気軽にご連絡下さいませ。

長文になりましたが、最後まで読んでいただき有難う御座いました。
それでは当院でお待ちしております。

​施術者

​スガハラ   ヨリト

​菅原 賢人 

資格 : 柔道整復師 ・ 鍼灸師

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